「ふくしま未来食・農教育プログラム一般公開講座」の
第6回目として「地域林業の原発被災と復興課題」と題して、
山形大学の早尻先生に講義をしていただきました。
第6回目として「地域林業の原発被災と復興課題」と題して、
山形大学の早尻先生に講義をしていただきました。
【講座ダイジェスト】------------------------------------
森林は、木材を生産する林業や木材を使った製造業などに
とっての貴重な資源であると同時に、水を蓄えたり土砂崩れ
を防いだりする公益的機能を持っている。
とっての貴重な資源であると同時に、水を蓄えたり土砂崩れ
を防いだりする公益的機能を持っている。
その森林の管理に大きな役割を果たしているのが、国・県・
市町村などの行政と森林組合という協同組合である。
市町村などの行政と森林組合という協同組合である。
行政は、森林除染を進めているが、その範囲は狭い。
また森林整備も進めているが、作業員の不足などからなか
なか進んでいない。また、森林への放射性物質の「封じ込め」
と、森林整備による森林からの放射性物質の「持ち出し」の
間で矛盾が起きている。また、震災以前から国から県や市町
村への分権化が進んでいたが、市町村側での人材育成がうまく
進まず、森林以外も含めた復興への取り組みが多忙を極めるな
か、森林への対応が遅れがちになってしまっている。
なか進んでいない。また、森林への放射性物質の「封じ込め」
と、森林整備による森林からの放射性物質の「持ち出し」の
間で矛盾が起きている。また、震災以前から国から県や市町
村への分権化が進んでいたが、市町村側での人材育成がうまく
進まず、森林以外も含めた復興への取り組みが多忙を極めるな
か、森林への対応が遅れがちになってしまっている。
森林組合は山林の所有者による協同組合で、森林の整備や
木材の生産・販売、丸太からの製材などを行ってきた。
木材の生産・販売、丸太からの製材などを行ってきた。
震災後も、森林の整備や管理などに重要な役割を果たして
きたが、その経営は、本業である木材生産やしいたけ原木の
出荷の停滞が続いている。そのため、除染作業の請負や賠償
金により、黒字が保たれている地域も多い。
きたが、その経営は、本業である木材生産やしいたけ原木の
出荷の停滞が続いている。そのため、除染作業の請負や賠償
金により、黒字が保たれている地域も多い。
森林の持つ公益的機能を保つためにも、行政と森林組合を
うまく機能させ、森林整備を続けていく必要がある。
うまく機能させ、森林整備を続けていく必要がある。
それは山村コミュニティを維持していく上でも重要である。
----------------------------------------------------------
震災後の森林組合の現状やどのような計画で森林除染が
行われているのか。国・県・市町村はそれぞれどのように
動いているか、知ることができました。
普段、あまり触れることのないお話ですが、これからも
福島で暮らしていくのであれば、見逃すことができない重
要なテーマであると感じました。
震災後の森林組合の現状やどのような計画で森林除染が
行われているのか。国・県・市町村はそれぞれどのように
動いているか、知ることができました。
普段、あまり触れることのないお話ですが、これからも
福島で暮らしていくのであれば、見逃すことができない重
要なテーマであると感じました。
今まで農業・林業と来ましたが、来週は漁業のお話です。
少しでも興味のある方、お気軽に是非お越しください。
少しでも興味のある方、お気軽に是非お越しください。
0 件のコメント:
コメントを投稿